プログラマあるあるですが、自分はとにかくプログラミング自体が好きで、プログラミングは仕事でもあり趣味でもあります。元は企業のサラリーマンプログラマとしてC++やJavaを使った開発をメインに仕事をしていましたが、仕事でのプログラミングだけでは物足りず、社内のルーチンワークを効率化するプログラムをつくってみたり、自分の手間を減らすプログラムをつくったり、自分自身のホームページを開設するなど、常にプログラミングをして過ごしていました。自分のホームページは、プログラミング関連のテクニカル情報交換を目的として開設したもので、ブログでも良かったのですが、HTMLやPerl、PHPなどWeb系のプログラミングで遊ぶ目的もあって、あえてホームページとして開設しました。
どうせプログラム書くなら、副業になればいいのになと思ってはいましたが、積極的に動くことはありませんでした。そんなある日、自分のホームページを見た人から、声がかかりました。その人はWebシステム系の会社を立ち上げた起業家で、Webシステム開発が得意な人材を探していたようです。案件が重なり、いつものメンバーでは厳しい状態なので在宅で手伝ってくれるプログラマを探しているとのことでした。システム要件を聞いてみると、副業でも十分対応できそうな内容でしたので、引き受けることにしました。これが、はじめての副業となりました。その後も、その会社から定期的に安定して仕事をもらえるようになり、Webプログラミングを中心に副業生活がスタートしました。
副業ライフが2年ほど続き、その会社の紹介や人づてなどで、副業案件のクライアントが増えていきました。そして3年目に入った頃、副業の収入は本業の収入を超えました。ここが本業をやめようと思ったタイミングになりました。本業の収入がなくなり、かつ、社会保険関係や税金の負担も増えることなどを考えれば本業を続けた方が得策だとは思いましたが、フリープログラマになれば自分の興味のある案件をメインに関わることができるし、キャリアアップも思い通りになるのではないかと考え、決断しました。結果的に、その時の判断は吉と出て、その後もクライアントが増え、安定して仕事を受注できているため、脱サラ後2年目には「本業+副業」のときを超える年収を得られるようになりました。
自分の場合はプログラミング中毒のような人間なので、朝起きた瞬間から寝る間際までプログラムを書いていることが苦ではなく、むしろ幸せだなと思っているのですが、それでもふと孤独感や閉塞感を感じることはあります。そのため、よっぽどの悪天候じゃない限り、どんなに忙しくても毎日必ず一回は散歩に出るようにしています。在宅で働く上では苦労もたくさんありますが、成功すれば会社勤め以上のものを得られると思います。