在宅でプログラマとして働く場合、縁のあった人からの紹介がきっかけで仕事を受けるということも増えてくることでしょう。フリーランスで在宅プログラマをしていると、そのような機会は多いようです。そして仕事の効率を上げていくためにも、紹介を利用することは重要です。しかしそのような形で仕事を受ける際には、注意するべきことも多いのではないでしょうか。
まずは依頼主から直接話を聞くことになるでしょう。名刺の裏などにスキルセットを書いておくと、後のちの話がスムーズになります。仕事を始めてからトラブルが起こることを防ぐためにも、正式に依頼を受ける前に、納期や報酬、相手の要件や自分のスキル、忙しさなどをよく話し合い、詰めておくことが重要です。その後で、見積書・提案書を作ることになります。一般的な相場や相手の懐事情などを把握しておいた方が良いでしょう。書類でのお金の表記は、税込か税抜なのかを明記しておきます。金額やスケジュールの面でオプションをいくつか提示しておくと、検討してもらいやすくなります。
見積書を受け入れてもらえれば、あとは正式に契約するだけです。契約書を交わすことは少なく、口頭やメールでの契約になることも多いでしょう。契約が済んだら作業に取り掛かります。この間も相手の要望や自分の疑問点、不明点などがあれば、積極的にコミュニケーションをとりましょう。納品前であっても作業の状況を見てもらい、フィードバックをもらっておくと良いでしょう。納品が済んだら、そのことをはっきりと相手に伝えます。
その後で請求書も送っておきましょう。入金を待ち、確認できれば仕事は終了です。追加での対応を求められることもありますが、こちらのミスであれば素早く対応し、そうでない場合は、追加の見積もりをしっかりとり、双方納得した上で作業をすることが大事です。
何かを決定するときは、相手方が目の前にいるその場で決めてしまいましょう。持ち帰ってアレコレ考えていては時間の無駄です。またそういった意味でもメールはできる限り早く返信しましょう。在宅だからこそ密に連絡を取ることで信頼度をあげることができます。できれば30分以内に返信、無理な場合もできるだけ素早くが理想です。さらに早急に返事が欲しいと思う要件の場合は電話をするという手段を取ることも必要です。メールではやはり時間のロスが生じてしまいます。
納期に間に合いそうにないといった弱音は、早めに先方に伝えましょう。報連相をしっかり行うことでリスクを最小限にすることができます。報酬が時給制なのか成果物単位なのかということも、どのようにして仕事を進めていくかという点では重要です。事前の確認をしっかり行うことで、フリーランスとしてのリスクも減らしましょう。